周りがやきもきするなか、Oさん自身に起きた転機となる出来事とは!?
筆者の友人M子が実際に体験したエピソードをご紹介します。
「それ、ちょっと分かるかも」→「え、私!?」
心から困り果てている彼女の姿を見て、私は思わず
「そのモヤモヤする気持ち、ちょっとわかるかも」
と言うと、Oさんは
「え?」
と不思議そうな顔。
すると一緒にいたママ友も、意を決したように
「私も、あなたに貸したまま、返って来てないもの結構あるんだよね」
とOさんにはっきり言ったのです。
「え、私?」
とたじろぐOさん。
「私がやっていた」と初めて気づいたOさん
私は慌てて
「怒ってるわけじゃないの。Oさん、悪気ないのも知ってるし」
とフォロー。
隣のママ友も頷きながら、
「でも大切にしているものだから、返ってこないとやっぱり少し気になっちゃうんだよね」
と一言。
Oさんはしばらく黙ったあと
「そっか。私が、今までやってたこと、やられてるってことか」
とぽつり。
翌日、大きなエコバッグを持って登園したOさん
その日の夕方、Oさんから
「今、家の中ひっくり返してる。借りてるもの、全部探してる」
とLINEが。
翌日。
Oさんは大きなエコバッグを抱えて登園。
中からは、絵本やスモック、ずっと前に貸したタッパーまで出てきて
「これで全部なはず!」
とみんなに返し始めたOさん。
「昨日、自転車が返ってこなくてモヤモヤしてた時、これを人にやってたのか、って気づいて」
「今までほんとうにごめんなさい」
心からの謝罪とともに返却された品々を見て、私たちの間にあった小さなわだかまりは、すっと消えていきました。
ものの貸し借りはマナーを大事に
物の貸し借りは、相手の善意とお互いの信用で成り立つもの。
借りた側は、相手の善意を当たり前と思わず、「用事が済んだらなるべく早く返す」ように心がけたいものです。
私自身、今回のOさんの件を通して、「気軽な貸し借りでも、マナーは大事にしよう」と改めて感じた出来事でした。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。