筆者の友人・K美は、ここ数年で立て続けに両親を亡くしました。寂しい気持ちを抱えながら、穏やかに事後処理にあたったK美と妹。しかし、K美の義実家ではまったく異なる『争族』が発生したそうです。

遺産がない

私はここ数年で立て続けに親を亡くしました。
2人とも持病があったため、ある程度は覚悟していましたが、私と妹は寂しい気持ちでいっぱい……。
亡くなった後の手続きも多く、しばらくの間は忙しい毎日を送っていました。

両親には貯金があるわけでもなく、入院代・葬儀・納骨など、すべての支払いが終わった時点で残ったお金は、なんと数千円でした。
借金があったわけでもなく、残してあったお金をすべて使い切ったような状態だった両親。
私は妹と一緒に「お父さんとお母さんらしいね。相続する遺産がないよ」と笑っていたのです。

義祖母の死

昨年、夫の祖母が亡くなりました。
義父が長男ということもあり、晩年は義両親が同居して介護をしていたのですが、認知症を発症してしまったため、近所にある施設へ入所。
若い頃は折り合いが悪かったという義母が、それでも義務感や優しさから身の回りの世話をずっと続けていました。

義父には妹が2人います。
2人は地方に住んでいることを理由に、自分たちの母親の面倒は兄である義父に任せっぱなし。
施設へ入所してもお見舞いには全く来ていませんでした。
しかし、亡くなった時に一番乗りでやってきたのはこの妹2人。
長年支えてきた義母をそっちのけで葬儀を取り仕切り、その間はずっと義実家に宿泊していたのです。