子は宝と言いますが、だからといって公共の場ですべてが許されるわけではありません。筆者の知人Aさんは家族旅行に出かけた先で、とんでもない主張を繰り広げる子連れ女性を目撃しました。「子どもは宝なの、子どもが最優先でしょ!」と割り込もうとする女性でしたが……。

イベント会場で再び

Aさんが目的のイベント会場にたどり着いたとき、先ほどの女性が現れ、並んでいる人たちを押しのけて割り込もうとしていました。

「子どもは宝なんだから、優先して見せてあげるのが普通でしょ! 大人はどいてください」

困惑が広がる中、列に並んでいた一人の女性が言いました。

「子どもが宝だって言うなら、その『宝物』に、ルールを守る姿を見せるのも大事な親の役割だと思いますよ。イベントに参加したいならきちんと並ぶなり、前売り券を買うなりすればよかっただけです」

女性の毅然とした態度と筋の通った言葉に、周囲の空気は一変。

子は宝だけど、何でも優先されるわけではない

そのムードに恥ずかしくなったのか、女性はきまりが悪そうに最後尾へと並び直しました。

「子どもがいるから」という理由で周囲の善意に甘えるだけでなく、まずは自らがマナーを守る。その当たり前だけれど大切なことを、指摘した女性の言葉は教えてくれました。

子どもを理由に甘えるのではなく、子どもにとって恥ずかしくない親でいたい。Aさんは改めて気を引き締めたと言います。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。