皆さんは、大切な人と急に連絡が取れなくなった経験はありますか。不安で胸が締めつけられ、余計に想像が膨らんでしまうこともありますよね。今回は、筆者の友人S子が体験した、家族の絆の深さを感じたエピソードをご紹介します。

離れて暮らすことになった次男

S子は60代で、3人の子どもを育て上げ、現在は夫と二人で穏やかな生活を送っている主婦。次男は30代で大手広告代理店に勤めており、これまでは実家から車で30分ほどの場所に一人暮らしをしていました。長女と長男は県外で暮らしているため、頻繁に実家へ顔を出し、一緒に食事をすることも多く、S子にとって次男は身近な存在でした。ところが、ある日、本社への転勤が決まり、次男も県外へ引っ越すことに。

途絶えた連絡に募る不安

引っ越し後しばらくは、「今日はこんなことがあったよ」と近況を連絡してくれましたが、ある時期を境に、ぱたりと連絡が途絶えました。メッセージを送っても既読はつくものの返信がなく、電話にも出ません。S子は「何かあったのでは」と心配でたまらなくなり、何度も連絡を試みましたが状況は変わらず、不安だけが膨らんでいきます。