借金や離婚を繰り返し、その尻拭いを妹である私にさせてきた自由奔放な兄。私がシングルマザーとして奮闘する中、再婚した兄は突如「子煩悩な父親」に豹変しました。ある日、兄から上から目線で育児の説教をされ、怒りが大爆発! 筆者が体験した8年間に及ぶ絶縁状態と、思わぬ場所で迎えた兄妹喧嘩の結末をお話しします。

8年の絶縁と、叔父の葬儀での予期せぬ再会

それ以来、私たちは完全に絶縁状態となりました。連絡先も消去し、お互いに一度も会うことなく、気がつけば8年という長い歳月が流れていました。

しかし先日、叔父の葬儀があり、親族として顔を合わせることに。気まずい思いで参列しましたが、式の後、兄の方から歩み寄ってきて「あの時は本当に悪かった。お前にはずっと苦労をかけたな」と、静かに頭を下げてくれたのです。

8年という時間が兄を本当の「親」へと成長させ、過去の自分の愚かさに気づかせてくれたのかもしれません。身内だからこそ許せなかった私の深い怒りに、長い時間を経てようやく訪れた雪解けの瞬間でした。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藤野ゆうこ
2度の離婚を経て、シングルマザーとして介護職の管理者を務める現役会社員。現場で触れてきた数多くの家族の人生模様や、自身の波乱万丈な実体験をベースに、読者が同じ苦労をしないための教訓を込めたコラムを執筆。現在は介護現場や周囲への取材を通じ、嫁姑・夫婦関係・ママ友など、複雑な人間関係のトラブル解決に繋がる情報を発信中。