今回は、筆者の知人A子さんから聞いたエピソードをご紹介します。
4歳の娘が、ある日を境に「空想のお友達」と話すように。
最初は微笑ましく見ていたものの、娘の<ある一言>をきっかけに、背筋が凍ります。しかし、その不思議な現象の裏側に隠されていたのは……?
4歳の娘が、ある日を境に「空想のお友達」と話すように。
最初は微笑ましく見ていたものの、娘の<ある一言>をきっかけに、背筋が凍ります。しかし、その不思議な現象の裏側に隠されていたのは……?
見えないお友達
4歳の娘が、ある日を境に「見えないお友達」と話すようになりました。
最初は、ごっこ遊びの延長だと思っていたんです。
「いま、わたしのお隣に座ってるの」などと言う娘の様子は、可愛くて微笑ましいものでした。
空想上のお友達の名前は、「ミナちゃん」だそう。
食事のときには空いている椅子に向かって話しかけ、「ママ、ミナちゃんの分も用意して」なんて笑う娘を見ていると、まるで本当に、そこに誰かがいるような気がしてくるから不思議です。
背筋が凍った、娘の一言
「ミナちゃんはね、このおうちのこと、なーんでも知ってるんだよ」
ある日、娘が得意気に言ってきたので、私は軽い気持ちで「たとえば?」と聞き返してみたんです。
すると娘から、驚きの答えが返ってくるではありませんか。
「えっとね、ママが夜にひとりで泣いてたことも知ってるって」
「……えっ?」
言葉を失いました。
たしかに最近、夫婦喧嘩のあと、ひとり涙を流した夜がありました。
でもあの時、娘は確実に別室で寝ていたはずなのです。
実は起きていて、こっそり見ていたのでしょうか。
「誰かに見られている?」
そんな得体の知れない不安が胸をよぎり、私は動揺を隠せませんでした。
幼い娘の、心のうち
その出来事がどうしても気になってしまった私は、知り合いの小児科医に相談してみました。
「それはきっと、イマジナリーフレンドね」
幼い子どもが想像上の友達を持つことは珍しくなく、成長過程でよく見られるといいます。
説明を聞いて少しだけ安心したものの、やはり胸の引っかかりは消えません。
「ママよりもミナちゃん」という様子の娘に、私はどこか寂しさと焦りを感じていました。