筆者の友人から聞いたエピソードです。義妹に言われた何気ない一言にムッとした出来事。でも帰宅後、自分の姿を見て、見て見ぬふりをしていた現実に気づいた話です。

帰宅後、見て見ぬふりをしていた現実に気づく

でも家に帰って鏡を見た時、私は気づいてしまったのです。
そこに映っていたのは、見て見ぬふりをし続けてきた「現実」でした。

根本が黒く伸びきった、いわゆる“プリン状態”の髪。
ボサボサに生えっぱなしの眉。
ツヤを失い、どんよりとくすんだ肌の目元には、くっきりとクマが刻まれていました。

薄々わかっていたのに、忙しさを理由に目をそらしていただけ。
「疲れてる」という言葉に怒ったのは、図星だったからなのだと突きつけられた瞬間でした。

義妹の一言が、私の心まで救ってくれた

このままではダメだ。
そう思った私は、美容室を予約し、スキンケアを見直し、寝る前に少しだけストレッチを始めました。ほんの少しでも“自分のための時間”を作ると、不思議と気持ちにも余裕が戻ってきました。

再び義実家で義妹と会った時のこと。
彼女は私の顔を見るなり言いました。

「なんか肌ツヤ良くなったね! この前ほんと心配だったんだよ」

あの時、失礼だと思った彼女の言葉は、私の変化に気づいてくれていた優しさだったのです。

あの一言がなければ、私は今もボロボロの自分に目をそらし続けていたはず。
今では、私を現実に引き戻してくれた義妹に、心から感謝しています。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:森奈津子
海外生活や離婚、社会人での大学再入学など、多彩な経歴を持つライター。現在は幼稚園教諭として保護者の悩みに寄り添うほか、日々の人付き合いの中から生まれるリアルな本音に耳を傾け、多様な価値観に触れてきた独自の視点でそれらを記事にしている。