洗濯機を開けた瞬間、思考が止まった
数日後、洗濯を終えてふたを開けたときのことです。
一瞬、何が起きているのか分かりませんでした。洗濯槽の中に、ゼリーのようなものがびっしりと張り付いていたのです。
洗濯物にも、べちゃっとした塊が絡みついています。
「え、なにこれ!?」
一枚ずつつまみ上げて確認していくと、底のほうから出てきたのは——
ビリビリに破けた紙オムツでした。
中身が水を含んで膨らみ、ゼリー状になっていたのです。しかもそれは、洗濯槽の内側だけでなく、ふたの裏側にまで付着していました。
あの日以来、確認するようになったこと
そこからは、ひたすら取り除く作業です。ぬるぬるとした感触に耐えながら、洗濯物を一枚ずつ確認し、洗濯槽も拭き取り……、気づけば1時間近くかかっていました。
さらに空回しで洗浄し、そのあと手洗いして、もう一度洗濯。
全部終わるまでどれくらいの労力がかかったのだろうと、一気に疲れを感じました。
(もー! 勘弁してよー!) そう思った瞬間、笑うしかありませんでした。
おそらく、子どもがズボンと一緒に履いていたオムツをそのまま脱ぎ、まとめて洗濯かごに入れてしまったのでしょう。
それ以来、洗濯前には一枚ずつ確認するようになっています。
ほんの少しの油断が、思いがけない結果につながるのだと実感した出来事でした。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。