保育園へ行き渋る息子。さらに、お迎えの時間も遅いと駄々をこねていました。「泣かれるのが面倒」とお迎え時間をごまかし続けていた知人でしたが、息子からは“まっすぐな訴え”が──。知人から聞いたお話を紹介します。
すると、息子は私をじとーっとした目でにらみつけ、こう言ったのです。
「ママ、おやつ食べてからお迎えまでは『すぐ』じゃない! ちゃんと『6時』って言ってよ。そうしてくれたら、僕も待てるんだよ!」
息子の言葉に私はハッとしました。
きっと息子にとって、何時に迎えに来るか分からない母を待つ時間は、とても長く感じるのでしょう。
私は息子をまっすぐに見つめ、
「そうだね、ごめんね。6時に来るよ」
と伝えました。
息子は力強く頷いて、「僕、もう時計分かるんだから!」と誇らしげな顔をしたあと、私に手を振りながら部屋の中に入っていきました。
正直に、誠実に
「泣かれると面倒だから」
そんな理由で、息子の気持ちも考えずに、ごまかし続けてきたことを反省しました。
「これからは『6時に迎えに行く』と、しっかり伝えよう。そうすれば、ちゃんと待っていてくれるんだから」
そう思いましたし、成長した息子に少し涙が出た私でした。
【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。