初めての支援センターで娘が大泣きし、周囲の目を気にして焦る女性。
泣く泣くわずか10分で帰ろうとしたそのとき、思いがけない一言に救われます。
居場所への不安がほどけた瞬間とは──。
今回は筆者の友人から聞いた、心温まるエピソードをご紹介します。

支援センター

これは娘を出産してから初めて、近所にある支援センターを利用したときのお話です。

寒い季節に出産したこともあり、なかなか外に出ることが億劫だった私。

それでもだんだんと育児にも慣れ、娘と2人きりで生活する日々にだんだん物足りなさを感じるようになりました。

そこで、妊娠中から気になっていた支援センターを訪れてみたのです。

ドキドキしつつも支援センターに入った途端、5カ月の娘がまさかの大泣き!

支援員のみなさんは優しく、
「緊張したのかな?」
「大丈夫だからね~」
と優しく声をかけてくれたのですが、とにかく周囲の視線が気になった私。

『迷惑じゃないかな?』『早く泣き止ませなきゃ!』とついつい焦ってしまいました。

無念

念の為にと娘の大好きなおもちゃやいつも愛用しているブランケットを持ってきたのですが、そのときは何をしても泣き止まず。

『ミルクも飲んでおしっこもしてないし』
『さっきまでぐっすり寝たから眠いわけでもないよね?』

抱っこしてもあやしても泣き止まない娘にすっかり困り果てた私。

まだ来てたった10分程度でしたが、何となく居心地の悪さを感じてしまい、泣く泣く帰ろうと身支度を整えることに……。