小学生の娘が経験した2か月の入院生活。自由を奪われ、治療に耐える日々の中で、親子を救ったのは「隣のベッドの友だち」との交流でした。病院という限られた空間で、子どもたちが自ら作り出した小さな幸せとは? 友人が体験談を語ってくれました。
シールに込めた、子どもたちの生きるエネルギー
それから看護師さんに相談し、Aちゃんと娘もシール交換をすることに。
手を洗ってから、相手のベッドにいかない、手渡しは母親同士で行う、といった約束もありました。
それでも2人のシール交換は、ベッドの上でもできる、楽しい遊びとなったのです。
私は娘のためにシールを買い、娘はAちゃんと交換する日々。
「こんなシールがある」「あんなシールがある」
お互いのシール帳を見せ合い、楽しいひと時になったのです。
入院しているとはいえ、お友だちとのやり取りを楽しみたいお年頃のAちゃんと娘。
どんなに苦しい場所にも、子どもたちの笑顔があれば、小さな幸せは作り出せるのだと教わった出来事でした。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2026年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。