筆者知人D子の話。ゴミの分別が苦手な私とは違い、いつも完璧にまとまっている隣人の出すゴミ。思い切って「コツを教えてほしい」と声をかけたら、隣人のゴミ管理への情熱が怒涛のように押し寄せてきた。気づいたら1時間が経過。でも暮らしが、少し変わった話です。

いつも完璧な、隣のゴミ

私はゴミ出しが、苦手です。
何がどの袋でどの曜日か、いまだによく迷います。
引っ越してきて2年が経つのに、収集日をうっかり間違えることが年に何度かあります。

そんな私が密かに気になっていたのが、隣に住む40代くらいの男性のゴミです。
いつ見ても、きれいにまとまっている。
袋の結び方、ラベルの向き、段ボールの折り方——全部が整然としていて、思わず見惚れるほどです。

正直、ゴミ置き場でこんな感情を抱くとは思っていませんでした。

思い切って、聞いてみた

ある朝、ゴミ置き場でばったり鉢合わせました。「いつもきれいに出されてますよね。何かコツがあるんですか?」と聞いてみました。軽い世間話のつもりでした。

隣人の目が、輝きました。

「聞いてくれますか!」という勢いで話が始まりました。
まず袋は素材別に3種類使い分けること。
生ゴミは水気を切ってから新聞紙に包むこと。
缶は必ず洗って乾かしてから潰すこと。
段ボールは濡れる前に解体して紐でまとめること——。