自分が定年を迎えたあとの生活を、考えたことはありますか。人は役目を手放したとき、想像以上に大きな喪失感を抱くことがあるものです。今回は、筆者の友人・E子の、仕事一筋だった夫が定年後に見せた変化と、息子のひと言をきっかけに再び前を向き始めたエピソードをご紹介します。

今では地域の集会所の修繕を任されるようになり、「忙しくなってきた!」と嬉しそうに話しています。かつて息子にかけていた言葉が、巡り巡って自分を奮い立たせる原動力になったのです。

役割というのは誰かに与えられるものではなく、自分で見つけていくもの。年齢を重ねていても、挑戦する気持ちさえあれば、何度でも前を向いて立ち上がれる――そう感じさせてくれるエピソードでした。

【体験者:60代・女性主婦、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:fumo
FTNコラムニスト:Miwa.S
事務員としてのキャリアを積みながら、ライター活動をスタート。持ち前の聞き上手を活かし、職場の同僚や友人などから、嫁姑・ママ友トラブルなどのリアルなエピソードを多数収集し、その声を中心にコラムを執筆。 新たなスキルを身につけ、読者に共感と気づきを届けたいという思いで、日々精力的に情報を発信している。栄養士の資格を活かして、食に関する記事を執筆することも。