離婚後、数ヶ月に一度だけ父親に会える日を、息子はいつも楽しみにしていました。誕生日も近く、野球を頑張る息子は父にバットをお願いしようと嬉しそうに出かけたのですが、帰ってきたときの表情は浮かないものでした。あの日、息子が本当に欲しかったものに気づき、胸が痛くなった筆者の体験談です。

面会交流の日を楽しみにしていた息子

離婚後、数ヶ月に一度だけ父親に会える面会交流の日を、息子はいつも楽しみにしていました。
その日はちょうど誕生日も近く、野球を頑張っていた息子は「パパにバットをお願いしてみようかな」と朝から楽しみにしていました。

けれど出かける前、「買ってくれなかったらどうしよう……」と不安そうに小さくつぶやいた息子。そんな息子に「誕生日だし、大丈夫だよ!」と背中を押したのは私でした。たまにしか会えない父との時間。きっと息子にとって嬉しい一日になるのだろうと思って送り出したのです。