1時間ほどするとインターフォンが鳴り、タクシーの運転手だという人が「お一人で歩けないようなので、どなたか玄関まで来てくださいますか?」と焦った様子。
何とか家に着くと、夫はリビングのソファーに倒れこむようにして「痛い」と唸ること2時間。
私が息子のお迎えから帰ってくると、夫の顔は真っ青。私の顔を見るなり「頼む。病院に連れて行ってくれ」と泣きそうな顔で頼んできたのです。
想像を絶する痛み
一人では歩けず、私が支えることも難しかったため、救急車を呼びました。
病院へ搬送後、医師から聞かされた病名は尿管結石。
尿管結石とは尿の通り道に石ができ、激しい痛みを引き起こす病気のことだそうです。
医師から「痛みが強いんですよね。個人差があるんですが、尿管結石の痛みは出産や骨折に匹敵するともいわれるくらいですから」と説明された夫。
帰宅後、少し落ち着いてくると、私に「今まですまなかった」と謝ったのです。
改心した夫
20時間以上陣痛に耐えていた私に対して放った夫の暴言。
それが今、ブーメランのように自分に返ってきたと思ったのかもしれません。
痛みは目で見えるものではないため、感じたことのない人に理解してもらうことは難しいでしょう。
でも、せめて自分の家族には優しく寄り添ってほしいものです。
【体験者:30代女性・パート、回答時期:2026年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:RIE.K
国文科を卒業しOLをしていたが、父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまな仕事の経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。