「通報が入りました」
私が驚いて「はい?」と聞くと、「ボールの音がうるさいと通報が入りまして」と。
確かに子どもはボールを持っているし、今道路にいるのはわが子だけ。
でも、子どもたちは道路でボール遊びなどしておらず、ボールを持って立っていただけ。
「いえ、これからボールを持って公園に行こうと思っていたところで。私も見ていましたが、子どもたちはボール遊びはしていませんよ」
と、私は答えました。
警察官は、
「バスケットボールのドリブルの音がうるさいと通報があって。今道路にいるのはこちらのお子さんだけですし」
と言うのです。
あまりに理不尽な「とばっちり」の真相
確かに数分前まで、3軒先の家に住む中学生の姉妹がドリブルをしていました。
ちょうど家に入った入れ違いのタイミングだったようですが、この姉妹は、バスケの練習を頻繁に道路でしているのです。
それを通報され、しかし姉妹が家に入ったところに警察官がやって来て、わが子がボールを持って立っていたというわけなのでした。
私が事情を話すと、警察官は「そうでしたか、通報から時間が経ってしまってますし、家に入った後でしたか。大変失礼しました」と言いました。
私たちの疑いは晴れましたが、完全なとばっちり。
道路でのバスケのドリブルの音はドンドン響くものです。
子どもの遊ぶ声や音など、近所の目があるんだなと、完全な誤解とはいえ、ピリッとする出来事でした。
【体験者:40代・女性パート、回答時期:2026年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。