筆者の話です。
「あの人、ほら」名前が出てこない会話に戸惑うことが増えました。
その変化が、思いがけない気持ちにつながっていきます。

口をつぐむ

それでも、親しい相手には「あれなんだっけ?」と気軽に言える一方で、そう言えない相手の前では言葉が止まります。
名前が出てこないまま会話の流れについていけず、自然と聞き役に回ることが増えていきました。

「よく話していた人の名前を忘れたの?」と思われそうで、恥ずかしく、話題が進む中で「あの……」と口を開きかけては、言葉が続かずそのまま閉じる。

そんなことを何度も繰り返していました。
本当は話したいのに、その一言が出せないまま口をつぐんでしまう自分に気づき、少し寂しさを感じます。

外に出る理由

気がつけば、外に出る機会も少しずつ減っていました。
人と話す場面を避けるようになっていたことに、自分でも驚きます。

言葉が出にくくなることが、会話だけでなく行動にも影響していると感じた出来事。
それでも、この変化を理由に立ち止まるのではなく、これからも外に出て、人と話す時間を少しずつ増やしていこうと思いました。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。