心躍る新生活。進学や就職で新しい生活が始まるとき、ワクワクも大きいですが大変なことも多く、知らず知らずのうちに心が疲れていることもあるものです。春から大学に通うため実家から新幹線の距離で一人暮らしを始めた、筆者の知人Aさんの一人息子。さぞ新生活を楽しんでいることだろうと思っていたのに、GWに帰省した息子は「もう戻りたくない」と言うではありませんか。彼にいったい何があったのか、そして親にできることとは何なのでしょうか。
第一希望の大学に合格!
Aさんの息子は必死で勉強を頑張り、小学生の頃からずっと行きたかった第一希望の難関大学に合格しました。
やりたい勉強ができることになった息子は大喜び。厳しい受験勉強を乗り越えた解放感もあって喜びはひとしお。親子で新生活を楽しみにしていました。
実家からは新幹線を使って5時間ほどかかる距離にある大学のため、春からは一人暮らしをすることになります。
合格発表から時間がない中、アパートの契約等準備を進め、息子は旅立っていきました。
息子の新生活スタート!
息子が旅立ち、Aさんの中には息子を心配する気持ちもありましたが、ようやくこれで子育てがひと段落したというやりきった気持ちがありました。
後は、学費や仕送りを頑張るだけで、もう一緒に暮らして何かをしてあげられることはないのだなと思うとこみ上げるものがあります。
息子からはたまに「これってどうやるの?」といった実務的な連絡が来るだけ。新生活を頑張っているのだろうからと、こちらから連絡をすることはありませんでした。
GWに帰省した息子の様子が……
GWに帰省すると連絡を受け、久しぶりに息子に会えるのを楽しみにしていたAさん。
駅まで迎えに行った息子は少し痩せ、出発前の希望に満ち溢れた表情とは変わって元気がない様子でした。
家に帰ると息子はAさんに「もう向こうに戻りたくない」と小さな声で告げてきます。