“なんとなく選ぶ”を続けていた理由
あるとき、その話をママ友にこぼしました。すると、少し間を置いてこう言われたのです。
「レビュー、ちゃんと読んでる?」
「サイズ表、見てる?」
「肩幅とか身幅、毎回確認してる?」
立て続けに聞かれて、言葉に詰まりました。
確かにレビューは流し読み、サイズも「いつものM」で判断。モデルの写真を見て決めていたのです。
同じブランドだから大丈夫。どこかで、そう思い込んでいました。
さらに彼女は続けます。
「モデルの着方は、参考にならないこともあるよ」
その言葉に、少しだけ視点が揺れました。
見た目の雰囲気だけで選んでいた自分の基準が、思っていた以上に曖昧だったことに気づいたのです。
見ているつもりで、実は見ていなかった。その事実が、ゆっくりと腑に落ちていきました。
選び方を変えたあとに起きた変化
それ以来、購入前にサイズ表の実寸を確認するようになりました。肩幅や身幅、着丈を一つずつ見ていきます。
レビューも、「小さめ」「ゆったり」といった感想を意識して読むようになりました。
すると、不思議なことに「なんとなく合わない」と感じることが、ほぼなくなったのです。
変わったのは服ではなく、自分の基準
振り返ってみると、服が変わったわけではありませんでした。
変わったのは、自分の選び方だったのだと思います。
慣れているものほど、確認を省いてしまう。その積み重ねが、「惜しい」という結果につながっていたのかもしれません。
今は、数字と情報を一つずつ確かめてから選ぶようにしています。
ほんの少し手間をかけるだけで、納得できる買い物が増えました。
思い込みのまま選んでいたときには気づかなかったことも、立ち止まって見直すことで、少しずつ見えてくるようになりました。
何気ない選択でも、自分の見方ひとつで結果は変わる。
そのことを、今回の経験から静かに受け取りました。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。