娘が不妊治療の末に授かった、待望の命。しかし待っていたのは離婚と実家への出戻りでした。20年ぶりの娘との同居は、孫を愛しているからこそ譲れない“女2人の意地”がぶつかり合う日々へと変貌して……? 筆者の友人が体験談を語ってくれました。
関係はどんどん悪くなり、いよいよ共倒れになる寸前かと思われた時、娘がある答えを出しました。
それは、「実家から徒歩2分のアパートへの転居」。
正直、驚きました。その提案を受け入れることは娘と孫を突き放すようで、自分の不甲斐なさに胸が痛んだからです。
けれど、娘の提案通り離れてみて分かったのです。「これが一番良い選択だった」と。
徒歩2分で手に入れた、私たちの最適解
今は保育園のお迎えを私が担当したり、娘が仕事の間は私の家で孫を預かったりすることに。
熱を出したときやご飯など、できるだけ孫と娘の面倒はみるようにしています。でも、住まいはそれぞれ。
この「近すぎず遠すぎない距離」こそが、私たち親子が笑顔でいられる最適解になったのでした。
同居でのサポートはできないけれど、今の私にできる精一杯のサポートはこの形。
無理に同居を続けて、私と娘の関係が修復不可能にならなくてよかったです。そうなる前に離れてよかったと思っています。
娘と私は「新しい家族の形」を見つけたのでした。
【体験者:60代・女性パート、回答時期:2026年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。