セルフレジが増えていますが、地域によってはまだ有人レジしかないお店も少なくありません。筆者は先日、スーパーのレジで高齢女性が会計に戸惑い、店員に急かされている場面に遭遇しました。その女性に祖母の姿が重なり、思わず声をかけたのです。誰にでも訪れる老いと、周囲の思いやりの大切さを実感したエピソードをご紹介します。
レジで起きた出来事
スーパーのレジで順番を待っていたとき、私の前に並んでいた80代くらいの高齢女性が会計中に小銭を探して戸惑っていました。財布の中を何度も確認しながら、慎重に硬貨を選んでいる様子。レジにいる中年の女性店員は、「あと100円です」と大きな声で繰り返します。周囲にも聞こえる声量で急かされ、高齢女性はさらに焦っているように見えました。レジの空気が、どこか落ち着かないものへ変わった瞬間でした。
焦りが生んだ悪循環
高齢女性は「えっと…100円」と何度もつぶやきながら確認していましたが、計算がすぐに追いつかない様子。きっとお金が足りないわけではなく、年齢による判断の遅れや手先の動かしづらさが原因のように感じられました。女性店員に急かされる度に動きがぎこちなくなり、周囲の視線も気になってしまう……。レジという日常の場で起きる、誰にでも起こり得る焦りの連鎖でした。