皆さんは、公共の場で思わず目を疑うようなマナー違反を見かけたことはありますか。注意したい気持ちはあっても、トラブルを避けたいがゆえに見て見ぬふりをしてしまうなんてこともありますよね。今回は、筆者が休日の電車内で遭遇した、子どもたちの勇気ある行動に心を動かされたエピソードをご紹介します。

小さな救世主に胸を打たれる

そのとき、近くにいた小学生くらいの子どもたちが行動に出ました。「おじさん、ポイ捨てはダメだって習わなかったの?」と、はっきりとした声で男性に伝えたのです。さらに驚いたのは、そのまま床に落ちていたガムをティッシュで素早く包み、拾い上げたことでした。一歩間違えればトラブルになりかねない場面。ハラハラしながら見守る中、その迷いのない言動に、周囲の大人たちは言葉を失います。男性は一瞬言葉に詰まり、気まずそうに視線を逸らしてすぐに下車していきました。

大人が見て見ぬふりをしてしまった場面で、子どもたちが迷いなく正しい行動を取ったことに、私はとても胸を打たれました。もちろん、子どもが一人で知らない大人に注意するのは危険を伴うこともあります。それでも、勇気とは「特別なもの」ではなく、「当たり前」を貫く強さなのだと気づかされたと同時に、あの子どもたちがこのまままっすぐに育ってくれることを、心から願わずにはいられない出来事でした。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Miwa.S
事務員としてのキャリアを積みながら、ライター活動をスタート。持ち前の聞き上手を活かし、職場の同僚や友人などから、嫁姑・ママ友トラブルなどのリアルなエピソードを多数収集し、その声を中心にコラムを執筆。 新たなスキルを身につけ、読者に共感と気づきを届けたいという思いで、日々精力的に情報を発信している。栄養士の資格を活かして、食に関する記事を執筆することも。