謙遜することは、時に周囲との摩擦を防ぎ、上手く付き合っていくための手段になります。しかし、そんな「自分下げ」が知らず知らずのうちに、自分の心を追い詰めていることもあるかもしれません。今回は、筆者の友人のエピソードをご紹介します。

自分を守るための言葉

「私なんて大したことありませんから」
「私なんかにできるはずがありません」
それが、かつての私の口癖でした。

自分をあらかじめ低く見積もっておけば、失敗しても格好がつきますし、誰かに嫉妬される心配もありません。

私にとって「私なんて」という言葉は、謙虚さの表れなどではなく、傷つかないための「心の防波堤」だったのです。

しかし、毎日のようにその言葉を繰り返すうちに、私の世界はいつの間にか彩りを失っていました。
まるで自分の心の部屋に毎日泥を投げ入れているような状態。

最初から可能性を閉じて、新しいことに挑戦する意欲もなくしていきました。