これは筆者自身の体験です。公園で息子と遊んでいたとき、周りに目を向けると、一人の女の子が泣いているのが目に入りました。普段は自分のことに夢中な息子が、突然その子に近づいていき、何かを言いながら手を差し伸べたのです。息子の行動に、私は思わず驚き、成長を実感することとなった出来事でした。

息子が見せた優しさ

「ママ、あの子泣いてるね」と言いながら、息子はその女の子に近づいていきました。「大丈夫?」と優しく声をかけた息子に、女の子は顔を上げ、驚いた表情で息子を見つめました。息子は恥ずかしそうにしながらも、「どうしたの? 大丈夫? 一緒に遊ぶ?」と続け、手を差し伸べました。その瞬間、私は思わず息を呑みました。普段は自分のことで一生懸命な息子が、こんなにも優しく声をかけるなんて、想像もしていなかったからです。

息子の成長を実感

女の子は少し戸惑いながらも、息子の手を取って泣き止みました。そして、「ありがとう! 一緒に遊びたい!」と小さな声で言って、息子と一緒に遊び始めました。その後、息子と女の子はすぐに仲良くなり、ボールを使って遊びました。泣いていた女の子も、すっかり笑顔になり、他の子たちと楽しそうに遊んでいました。

思いやりの心を育んで

私はその光景を見て、息子の優しさに驚くとともに、感動しました。普段、言葉にすることが少ない「どうしたの?」や「大丈夫?」という言葉が、こんなにも大きな力を持っていることを実感しました。息子が成長して、他の人を思いやる心を育んでいることがとても嬉しく、心温まる瞬間でした。改めて、人の優しさや気遣いの大切さを感じた出来事でした。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。