今回ご紹介するのは、姪っ子たちとの何気ない“シール交換”を通して、子どもの本当の気持ちに気づかされたエピソードです。
「同じものがあるから大丈夫」と思っていた大人の考えが、実は子どもの気持ちとは少し違っていた。そんな出来事でした。
本当に欲しかったのは“シール”じゃなかった
その日の夜、ふと思い出したのは、あの一言でした。
「ばあばともシール交換したいな」
もしかして……と気づきました。
上の姪っ子が本当に楽しみにしていたのは、
“シールをもらうこと”ではなく、
“ばあばとシール交換をする時間”だったのではないか、と。
それなのに、最初にその時間を与えられたのは妹でした。
その悔しさが、「ずるい」という言葉や行動として表れたのかもしれません。
私たちは「同じシールがあるから大丈夫」と思っていました。
でも子どもにとって大切なのは、“物”ではなく“誰とどう関わるか”だったのです。
子どもの気持ちに気づけた瞬間
後日、母と話し合い、私が持っているまだ見せていなかったシールを“ばあばのシール”として用意しました。
そして今回は、上の姪っ子から先に見せることに。
下の姪っ子にも事情を話すと、あっさりと
「いいよ!」
と笑顔で受け入れてくれました。
その後、上の姪っ子は嬉しそうに母とシール交換をしていました。
その姿を見て、強く思いました。
子どもの何気ない一言には、その子なりの大切な気持ちが詰まっていることがある。
大人が思っている以上に、子どもは“誰と過ごすか”を大切にしているのかもしれません。
すべてを理解することはできなくても、
ふとこぼれた言葉を見逃さないこと。
それが、子どもとの関わりの中でとても大切なのだと感じた出来事でした。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2026年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Anne.R
看護師として9年間、多くの人生に寄り添う中で「一人ひとりの物語を丁寧に伝えたい」とライターの道へ。自身の家づくりやご近所トラブルの実体験に加え、現在は周囲へのインタビューを通じ、人間関係やキャリアなど女性の日常に寄り添った情報を発信している。