筆者の話です。
帰省した息子夫婦との時間で、よかれと思って続けていたことがありました。
ある出来事をきっかけに、その気遣いの意味に気づくことになります。
帰省した息子夫婦との時間で、よかれと思って続けていたことがありました。
ある出来事をきっかけに、その気遣いの意味に気づくことになります。
座ってていい
「いいから座っていて」
息子夫婦が帰省したとき、私はいつもそう声をかけて、お嫁さんを台所に立たせないようにしていました。
せっかく来てくれているのだから、ゆっくりしてほしい。
そんな思いから、そうするのが当たり前になっていました。
「手伝いましょうか」と言われても、「大丈夫だから」と笑って断る。
気を遣ってくれているだけだろうと思い、そのままひとりで食事の準備や後片付けを進めていました。
積み重なる距離
湯気の立つ鍋を見ながら盛りつけをし、食べ終わったあとはシンクにたまる食器を順に洗っていきます。
台所に立つのはいつも私だけで、その光景がいつの間にか当たり前になっていました。
お嫁さんはそのたびに「手伝いましょうか」と声をかけてくれていましたが「大丈夫だから」と言って、私はまた手を動かしました。
そのやり取りを、何度も繰り返していたのです。