筆者の友人から聞いた、子どもと接する中で感じたことの経験談です。友人は娘が幼かった頃、家を綺麗に保ち、栄養満点の食事を作ることこそが「正しい母親」の姿だと、強迫観念のように信じ込んでいました。絵を描いて「ママ見てー!」と駆け寄る娘に、家事の手を止めることさえせず「今忙しいから」と冷たくあしらったことも何度もあります。やがて娘は中学生になり、反抗期を迎えたのですが……。

失った時間は戻りませんが、彼女は今、反抗期の娘との関係を少しずつ修復しようとしているそうです。何か話してくれそうなときは、手を止めて娘のそばまで行き、真剣に耳を傾けることにしています。後悔を糧に、「いつでも見ているよ」「あなたのことが一番大切だよ」というサインを、今日も送り続けているそうですよ。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:べにたけ
ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材し、記事にしている。