皆さんは、職場で「それは自分の仕事ではない」と線引きをされてしまった経験はありますか。本人に悪気がなくても、業務内容の認識の違いから思わぬすれ違いが起こることもありますよね。今回は、筆者の友人E子が職場で経験した、新人指導にまつわるエピソードをご紹介します。
ftnews.jp

新入社員の指導係になった

E子は、30代で食品関連会社の製造職として働いています。今年は4名の新入社員が配属され、現場も少し活気づいていました。E子は指導係として関わる機会が増え、教える立場としての責任と難しさを強く感じ始めていました。

その中で、少し気になる存在がいました。新人のR子です。R子は仕事自体の覚えは早く、作業も丁寧で、一見すると問題のない社員に見えました。しかし、ある場面になると必ず姿を消すことにE子は気づきます。

なぜかいつも姿が見えない時間がある

それは、1日の業務が終わり、工場内の清掃を行う時間でした。他の社員がそれぞれ持ち場を掃除している中、R子の姿が見当たらないのです。最初は偶然かと思っていたE子ですが、その行動は毎日のように続きました。

不思議に思っていたところ、同僚から「R子さん、掃除は自分の仕事じゃないって言ってたよ」と聞かされます。どうやらR子の中では、「製造業務=自分の仕事」「清掃=別の役割」という認識があったようでした。

E子はどう注意するべきか悩みました。頭ごなしに指摘すれば関係が悪くなる可能性があり、ハラスメントと受け取られることも避けたかったのです。