誰もが気持ちよく働ける穏やかな職場が理想ではありますが、現実はなかなかそうはいかないものです。今回は、知人が実際に職場で経験したエピソードをお届けします。仕事の内容を軽く見られていたその知人が、胸がすっとする思いをした出来事とは、いったいどんなものだったのでしょうか。

私は思い切って、効率よく品出しを進めるコツや、お客様からよく聞かれる商品の場所をまとめたメモを共有してみました。すると、それまでどこか距離のあった彼女たちからも、「レジとはまた違う体の使い方なんだね」「普段こんなに動いてくれていたんだ」といった言葉が返ってくるようになったのです。

自分の仕事の大変さや工夫を分かってもらえたことは、何より嬉しい出来事でした。「レジのほうが上」とか「清掃は下」といった考えも、結局は思い込みにすぎなかったのだと思います。お互いの立場を経験したことで、店全体の雰囲気も以前より少しやわらいだように感じました。

【体験者:40代・女性パート、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:fumo
FTNコラムニスト:Kato Rira
シナリオライターとして活躍するも、出産と育児を機に、フリーライターに転身。バリキャリから、家庭と仕事の両立への転換を経験し、その思いをコラムに執筆。現在はママ、PTA、職場と家庭のバランスなどを主なテーマにコラムを執筆中。