幼少期から高校卒業まで長年PTA役員を続けていた母の姿を、成長とともに異なる気持ちで見てきた筆者が、大人になってその理由を知り、母の想いに気づいていく過程を描いた筆者の経験です。
いつもそこにいた母
私の母は、私が幼稚園に入ってから三歳下の妹が高校を卒業するまで、ずっとPTA役員を続けていました。
入学式や運動会、文化祭や保護者会。気がつけばどの行事にも母の姿がありました。学校の中にいる母の姿は、私にとって当たり前の風景のひとつになっていたのです。
成長とともに変わる気持ち
小さい頃は、役員の仕事で家を空ける母がただたださみしく感じられました。
中学生になると、学校行事のたびに母がいることが、少しだけ恥ずかしく思えるようになります。
そして高校生になる頃には、「そんなに頑張らなくてもいいのに」と、今度は母のことが心配になるようになっていました。
同じ出来事でも成長とともに感じ方が変わっていくことを、今になって思い出します。