仕事と家庭の両立。理屈では「お互い様」と分かっていても、自分が誰かに負担をかけていると感じると、いたたまれなくなってしまいますよね。今回は、育休から職場復帰して日々奮闘している友人の体験談をお届けします。
謝罪ばかりの毎日
育休から復帰して数カ月。
最初は「またバリバリ働くぞ!」と意気込んでいた私ですが、子どもの急な発熱や嘔吐で早退や欠勤を繰り返すうちに、どんどん自信がなくなっていきました。
「お先に失礼します、いつもすみません……!」と頭を下げ続け、残った仕事を同僚たちにお願いして帰る日々。
返ってくる「大丈夫ですよ」という声さえも、自分を責める刃のように感じていたのです。
周囲に迷惑をかけている自覚があるからこそ、肩身が狭くてたまらない。
いつしか私は、申し訳なさから同僚たちの顔色をうかがうようになり、心はすっかり疲れ切っていました。
後輩からの呼び出し
そんなある日、独身の後輩女性から「少しお話があるのですが」と会議室に呼び出されました。
ついに直接不満をぶつけられるんだ、きっと厳しいことを言われるに違いない……。
私は何度も謝罪の言葉を頭の中で繰り返しながら、重い足取りで会議室へ向かいました。
ところが、逃げ出したいような緊張感の中、後輩が口にしたのは「もう謝るのやめませんか?」という意外な言葉だったのです。