一人暮らしの家を“都合のいい宿”のように使い始めた従妹。
エスカレートする要求に戸惑うなか、思わぬ形で事態が動き出すことに──。
身近な関係だからこそ悩ましい距離感と線引きの行方とは?
今回は筆者の友人から聞いたゾッとするエピソードをご紹介します。

泊まりに来る従妹

一人暮らしのマンションに、あるときから従妹がたびたび泊まりに来るようになりました。

もともと年に数回会うだけで、ここ数年は年に一度会うかどうかだった従妹。

それもあり、最初は久しぶりの再会で楽しい時間を過ごせていたのですが、だんだん従妹の様子が変わっていったのです……。

「来週も泊まっていい?」
が当たり前になり、ついには当日に泊まる連絡が来るように。

さらに、その間の食事代はすべて私持ち。いつしかお礼の言葉さえなくなったのです。

ホテル?

『親戚だからといってさすがに図々しいなあ』と思っていると、
「合鍵作っていい?」
とまで言い出すではありませんか!

びっくりして理由を聞くと、
「友達と東京に遊びに来たときの拠点にしたい」
と、さも当然かのように言ってくる従妹。

これでは完全にホテル代わりです。

まったくお金ももらっていなかったこともあり、さすがに断ると、不貞腐れる始末。

「親戚なのに冷たいね」
「別に家貸すくらいいいでしょ」

ありえない!

困って母に相談すると、母は従妹の母、つまり叔母に連絡してくれました。

すると叔母はたいそう驚き、
「そんなこと初耳だよ!」
と言ったらしいのです。