同僚とはあれから少し気まずい雰囲気に。お互いの意見が衝突したままで、前に進めることができていませんでした。一人でモヤモヤしながら悩んでいたところ、先日食堂で目の前に座ってきた上司が声をかけてきたのです。
「この前食堂で話していた件ね、とてもいい視点だったと思うよ」
「力を抜いてやってみて」
甘い缶コーヒーを私のデスクに置きながら、それだけ言って去っていきました。
見ていてくれる人はいる
入社してから、今回のプロジェクトがもっとも大きな難関でした。
そんなときにかけられた上司の言葉。悩んでいる中でも自分が認められたような気がして、とても嬉しい気持ちになりました。
上司がくれた缶コーヒーを飲みほして一息ついた後、私は同僚のもとへ。
先日の件を謝り、お互いの意見をすり合わせようと話し合いをすることにしました。
そして、無事にプロジェクトは大成功。同僚とも二人で“お疲れさま会”を開き、こちらも無事に関係を修復できました。
同僚はもちろん、あのとき声をかけてくれた上司には感謝しかありません。まじめに取り組んでいれば誰かが見てくれること、そして周りの人と協力し合う大切さを実感した出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:清水マキ
育児を機にキャリアを転換し、独学からライター講座の添削講師まで登り詰めた実力派。PTAやスポ少での積極的な交流から、ママたちの「ここだけの話」を日々リサーチ。金融記事も手がける確かな知性と、育児に奮闘する親としての等身大な目線を掛け合わせ、大人女性のライフスタイルから切実な悩みまでを鋭く、温かく描き出す。