筆者の知人A子さんの息子さんは小学校高学年。減り続ける息子さんとの会話に、「息子は何に興味があるのだろうか」と、A子さんは不安に感じることもありました。するとある日突然、息子さんが「ねぇ!」と話しかけてきて──。

思春期に突入した息子

私の息子は小学校高学年。最近あまり口をきいてくれません。以前までは「これ楽しそう!」「どうしてこうなの?」と、会話を通じて息子の興味関心を知ることができたのですが、減り続ける息子との会話に、息子は一体何に心を動かされるのだろうか、そのようなものがあるのだろうかと、不安に感じることもありました。

会話のきっかけ

何か会話の糸口になるものはないかなと思っていましたが、無理に話を聞き出そうとしても逆効果だろうと、これといった解決方法が思い浮かばないまま、時間が経っていきました。

するとある日突然、息子が「ねぇ!」と話しかけてきます。久しぶりに話しかけられて驚いていると、「ねぇ、あの本、読んでいい!?」と続けます。息子の視線の先には、私が子どもの頃から好きだった本が。どうやら、数ページ読んで、その世界観が気に入ったようです。

「もちろん!」
「お母さん、全巻持ってまーす!」と言うと、息子は「すげぇ!」と盛り上がっていました。