右も左もわからない小学校の入学式。孤独な私に手を差し伸べてくれたのは、学校事情に精通した「親切なベテランママ」でした。彼女の言葉を信じ、担任への不信感を募らせていった私は、いつしか学校や保護者から“要注意保護者”になっていて……? 友人が体験談を語ってくれました。

向けられた冷ややかな視線

2年が過ぎたころ、ふと違和感を覚えたのです。

正当な主張をしているはずの私とAさんに対し、周りの保護者はみんな冷静で、どこか避けているような視線を向けてくるのです。

後に知ったのは、Aさんは学校で有名な「モンスターペアレント」だったということ。

Aさんは、事情を知らない新入生で、かつ気の弱そうな私をターゲットにし、自分の不満に同調する「同志」に仕立て上げていたのです。

「頼れる先輩ママ」と思っていたAさんに、私は完全に乗っ取られていました。

自分の目で見たものを信じる大切さ

周りが冷ややかな目で見ていたのは、先生ではなく、Aさんと一緒になって暴走する私。

頼っていた人がモンペママで、一緒になって先生に対して息巻いていたという事実は恐ろしく、自分が恥ずかしくなりました。

冷静に考えると、親が先生を信頼しようとしないのに、わが子が先生を好きになるわけはありません。

「先生が」「先生のやり方では」と言う前に、自分の考えを改めなければいけなかったと猛省したのです。

それからは、誰かの噂話に振り回されることがないよう、自分の目で見たものだけを信じるように努めています。

もう二度とモンスターペアレントにはなるまいと強く心に誓っています。

【体験者:30代・女性パート、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。