友人A子から聞いた話。知人から毎日のように相談メッセージが届き、時間や内容を問わず依存されるようになったA子。返信をやめられずにいましたが、「A子しか頼れない」と言われたことで違和感に気づきます。思い切って距離を取り、断り続けた結果、過度な連絡は減少。人間関係において境界線を持つ大切さを実感した出来事です。
相談がいつの間にか“依存”に変化
ある日、A子が仕事で忙しいと伝えると、M子は「A子しか頼れないのに」と返してきました。
その言葉でA子は、背筋がスッと冷える感覚を覚えました。
信頼されている喜びよりも、「A子なら何を言っても受け止めてくれる」という甘えと、自身の“心の処理”を丸ごと押し付けようとしている危うさを強く感じたのです。
その後も、A子が返信を少しでも遅らせると「嫌われた?」「何か怒らせた?」とメッセージが連続。
A子は、これはもう普通の相談ではなく、互いを削り合う「依存」だと気づき始めました。
小さな決断が、静かな自由に繋がった
思い切って距離を置く決断をしたのは、M子から「今日は電話しよう、1時間で終わるから!」と半ば強制の連絡が来た日でした。
A子は「今日は無理です」と短く返信し、その後もしばらく「自分の時間を守る」という意思を持って丁寧に断り続けました。
最初こそM子から「冷たくない?」と責めるようなメッセージが来ましたが、A子が淡々と距離を保ち続けると、次第に連絡は減っていきました。
今は完全に途切れたわけではありませんが、A子の負担になるほどの頻度ではなくなり、ようやく日常を取り戻せたと話しています。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。