これは友人A子から聞いた話です。何を話しても張り合ってくる相手にイラッとし続けていたところ、真正面から戦うのではなく“距離を取る”という選択をしたことで、人間関係が驚くほど軽くなった出来事です。
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最初は気の合う人だと思っていた

出会った頃、その人は明るくて話題も豊富で、誰とでもすぐ打ち解けるタイプでした。
「何でも話せる相手ができて嬉しい!」
一緒にいると笑いが絶えず、私は自然と心を開いていきました。
少しずつプライベートな話もするようになりました。
けれど、会話の中で小さな違和感を覚えることが増えていきました。

積み重なるモヤモヤ

「最近、仕事がちょっと忙しくて……」
私がそう漏らすと、彼女は食い気味にこう返します。
「えー、私なんて毎日終電だよ? 土日も潰れてるし、それに比べればマシじゃない?」

褒められた話をすれば「でも私のほうが昔はもっと評価されてた」と被せられ、旅行の話をすれば「そこよりいい場所、私は知ってるよ」と上から返される。
彼女は決して直接的な否定はしません。でも、会話の着地点は必ず「私の方が上(あるいは私の方が大変)」になるようコントロールされている。

(どうせ何を話しても、彼女の話で塗り替えられてしまう……)
いつしか私は、彼女の前で言葉を飲み込むようになっていました。