下校時刻を過ぎても帰ってこない小学1年生の息子を心配して通学路を探しに行くと、原っぱにランドセルだけがぽつんと置かれていました。慌てて名前を呼ぶと、草むらの向こうから元気な声が返ってきて…。春の通学路でヒヤリとした出来事の結末とは。筆者の体験談をお届けします。

帰宅の遅い息子を探しに

小学1年生になったばかりの息子。入学してしばらく経ち、ようやく給食が始まった頃のことです。午前中で帰ってくる日々から、午後まで学校にいる生活に親子ともども少しずつ慣れてきていました。

ある日、学校から配られたお便りに書かれていた下校時刻を過ぎても、息子がなかなか帰ってきません。普段なら時間どおりに帰ってくるので、最初は「友だちと寄り道でもしているのかな」と思っていました。しかし、しばらく時間が過ぎても帰ってこず、さすがに心配になってきます。私は居ても立ってもいられず、通学路をたどりながら息子を探しに行くことにしました。

原っぱに置かれたランドセル

学校と家のちょうど中間あたりには、小さな川が流れていて、その横に広い原っぱがあります。春になると、そこには草花がたくさん生えて、とても気持ちのいい場所になります。

その原っぱに差しかかったとき、ふと目に入ったものがありました。ぽつんと置かれているランドセルです。しかも、息子のものと同じデザイン。