「卒業式、絶対に号泣すると思っていたのに……」
ビデオのバッテリー残量や、慣れないスーツの窮屈さに気を取られているうちに、あっさり終わってしまった式典。
冷めている自分に少し寂しさを感じていた筆者の友人ですが、本当の「卒業」は意外な瞬間にやってきました。
ビデオのバッテリー残量や、慣れないスーツの窮屈さに気を取られているうちに、あっさり終わってしまった式典。
冷めている自分に少し寂しさを感じていた筆者の友人ですが、本当の「卒業」は意外な瞬間にやってきました。
「無事に帰っておいで」と願い続けた6年間。
遅れてやってきたこの涙で、ようやく私の6年間も報われた気がしました。
あんなに小さかった手が、いつの間にか私を支えてくれるほど大きくなって。
卒業の余韻は、式典そのものよりも、こうした何気ない帰り道のぬくもりの中に、
ゆっくりと、でも確実に染み込んでいくものなのかもしれませんね。
【体験者:40代・女性パート従業員、回答時期:2026年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:まいしば
FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。