ご近所さんに対して、知らないうちに先入観を持ってしまうことはありませんか。今回は、近所に引っ越してきた妊婦さんの意外な行動に、筆者が考えさせられたエピソードです。

理由を聞いて

「きっと子どもが生まれたら、この公園で遊ぶと思って」そう言いながら「ゴミ、結構あるんですよね」と、続けました。

実は私も、子どもをこの公園で遊ばせているとき、落ちているゴミが気になることがありました。近くのお店で買ったお菓子の袋や空き缶が、そのまま置かれているのを見かけることもあったからです。けれど、私はただ「マナーが悪いわね」と眉をひそめるだけ。

彼女は一度足元を見て、小さな紙くずを拾いました。特別なことをしている様子ではなく、自然な動き。
よく拾っているのか聞くと「見かけたら、だいたい捨ててます」と答えたのです。

私が感じたこと

その言葉を聞いて、私は少し驚きました。自分の子どもが遊ぶかもしれない場所だから、今のうちからきれいにしておく。その気持ちが、とてもまっすぐに感じられたのです。

私は、そこまで考えて行動できていただろうか。ふと自分のことを振り返りました。

彼女の行動で、その場の空気がちょっとだけ明るくなった気がします。そして私は、この町にまた一つ、すてきな家族が増えたのだとひそかに喜びました。

赤ちゃんが生まれたら、きっとこの公園は今よりもっとにぎやかになるのだと思います。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。