教師歴20年の姉が教えてくれたこと
ある日、小学校の教師をしている姉にその話をしました。すると姉は、少し意外なことを言いました。
「昔は“できなかったら恥をかいて覚える”みたいな考え方もあったけど、今は親も一緒にやりましょう、っていう学校が増えてるよ」
さらにこう続けました。
「学童と習い事も行ってるんでしょ? 余裕ないかもね。小1で全部一人でできると思わないほうがいいよ」
私の気づき
その言葉を聞いて、私はハッとしました。
数カ月たったとはいえ、娘にとっては小学校生活そのものがまだ新しいことばかりです。授業、給食、友達関係、学童──。一日を過ごすだけでも、精いっぱいなのかもしれません。
「できるようになってほしい」という気持ちが強くて、少し急ぎすぎていたのかもしれない。
もちろん、いつかは自分でできるようになることが大事です。でも、そのペースは子どもによって違うのかもしれない。
最近は、全部任せるのではなく、最後に一緒に確認するようにしています。
子どもが小学校に入学して、私が学んだのは、子どもに「できるようになってほしい」と願う気持ちが強すぎると、「今の頑張りを、見落としてしまうことがある」ということでした。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。