強豪校でサッカーを続ける兄と、それを献身的に支える母。家計も時間も兄中心の生活だったわが家。そんな私が30代になり、やっと見つけた私だけの新しい人生の描き方とは? 友人が体験談を語ってくれました。

当たり前だった兄中心の毎日

私には2つ上の兄がいますが、小中高とずっとサッカー一筋。

中学もサッカーの強い私立に行き、高校も強豪へ。

当然学校は家から遠いため、いつも母が送迎、遠征に付き添っていました。

小学生の私は、目標を持ってサッカーを続ける兄も、それを支える母もすごいと思っていました。

私が中学生になったときは、強豪校に入った兄が自慢。

でも、母があまりにもサッカーに割く時間が多く、「お兄ちゃんばっかり!」と反抗したときもありました。

言えなかった本音

私は中学で美術部に入って、漫画や絵を描いていました。

それから漠然と声優になりたいという夢ができましたが、兄のサッカーにお金を費やしていたため、私は専門学校の夢を諦めざるを得ませんでした。

もっと強く親を説得すればよかったのかもしれませんが、兄のサッカーで家計が切迫していることは聞いていたので、無理は言えませんでした。

今振り返ると、声優という夢も、なにか強いものではなかった気がします。