体が弱く、乗り物酔いもひどくて旅行にもなかなか行けなかった筆者の友人S子。約束をしても直前でキャンセルすることが多く、少し心配していました。そんな彼女から久しぶりに聞いた声は、驚くほど明るいものでした。ある出来事がきっかけで、S子の毎日が少しずつ変わっていたのです。
いつも「やっぱりやめておく」だった友人
友人のS子は、10年前に夫を亡くしてから一人暮らしをしています。
もともと体が弱く、乗り物酔いもしやすい体質でした。
そのため、旅行やちょっとしたお出かけの約束をしても、日程が近づくと「やっぱり体調が心配だからやめておくね」と連絡が来ることがよくありました。
そんなS子に、久しぶりに連絡をしてみました。
すると電話の向こうから聞こえてきた声が、以前よりずっと明るいのです。
「最近、ちょっと忙しいの」
S子がそんなことを言うなんて、少し意外でした。
思いがけないお手伝い
話を聞くと、親戚に二人目の赤ちゃんが生まれることになったそうです。
しかもそのタイミングで引っ越しの予定も重なり、上の子の面倒を見る人が必要だということ。
そこでS子に「少し手伝ってくれない?」と声がかかったそうです。
S子は言いました。
「子どもたちのためなら、ちょっと頑張れる気がして」
最初は数日だけのつもりだったそうですが、子どもたちと過ごす毎日は想像以上ににぎやかでとても楽しかったようです。