子どもの得意なことを見つけると、どんどん伸ばしてあげたくなる親御さんも多いのではないでしょうか。筆者の知人A子さんの場合、小学3年生の息子さんは計算が得意、ということに気付き、家庭学習では計算ドリルに積極的に取り組むようにしていました。「このスキルを伸ばしてあげたい!」そう思っていたA子さんでしたが、ある日、学校から帰宅した息子さんの様子を見て、考え直したことがありました──。

息子のプリントを見せてもらったら、全部で5枚もあり、どれも計算問題でいっぱいです。
「あー、疲れた」と息子はソファにゴロンと横になります。続けて、「今日、家でも計算ドリルやらないとダメ?」と、疲れきった様子で聞いてきました。

その様子を見て、私はハッとしました。息子は学校で十分勉強しているのに、家で多くの計算ドリルをやらせ過ぎていたかもしれないと気付いたのです。息子への期待が先走り、勉強を先に進めることに力を入れ過ぎていたことを反省しました。

家庭で出来ること

「息子は学校で十分勉強している」
そのことを実感してからは、家ではのんびり本を読んだり、公園に行ったり、帰宅した息子の気持ちで夕方の活動を決めることにしました。すると息子は家でリフレッシュできる分、学校での勉強もますます集中して取り組んでいるような気がします。

得意なことは家庭でも伸ばしたいと思っていましたが、得意なことを集中して取り組めるような環境を整えてあげることも、家庭で出来る大切なことかもしれないと気付いた出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。