その時、隣の席の男性が取った驚きの行動とは?
筆者の友人T子が実際に体験したエピソードをご紹介します。
スーツ姿の男性が取り出したものとは!?
私は
「私たちがうるさくて、迷惑してる!」
と身構え、
「申し訳ありませんでした」
と平謝り。
すると男性が、
「その問題、分母をそろえるより、比で考えたほうが早いかもしれません」
と一言。
息子と私がポカンとしていると、
「図で描いた方がわかりやすいかも」
男性はメモ帳とペンを取り出して
「例えば、全体を1と見たときに……」
と鮮やかな解説を始めてくれました。
魔法のように分かりやすい解説
男性の説明は驚くほどシンプルで、
「あ、分かった!」
と息子の顔もパッと明るくなりました。
「すごい! 魔法みたいに分かりやすい!」
と親子で感動していると、男性は照れくさそうに
「うちの子も、昨年受験生だったんです」
と懐かしむように言いました。
男性の言葉にハッとする
息子はあっという間に解き直し、私は思わず
「ありがとうございます。本当に助かりました。うるさくしてしまって申し訳ありません」
と伝えると、男性は軽く会釈して
「お母さんも大変ですよね。でも、このバタバタもあっという間ですよ」
「終わってしまえば、親子で挑戦した貴重な時間だったと、きっと思いますよ」
と言ってくれました。
感情的になり過ぎた自分を反省
最近は、どうしても息子の受験勉強に対して焦りから感情的になることが多かった私。
男性のかけてくれた言葉に
「そうだ、子どもの受験は必ず終わりがある」
とハッとするとともに、その限られた時間を大事に使いたいと感じました。
その後も、親子バトルは勃発するものの、あの時の冷静な男性の言葉を思い出し、
「やりすぎないように」
と自分にブレーキをかけられるように。
あの時、声をかけてくれた男性に、今も感謝しています。
【体験者:40代・ 女性会社員、回答時期:2026年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。