今回は、子どもを望む気持ちを夫に伝えたところ、衝撃の反応が返ってきたエピソードをご紹介します。
夫が出した「条件」
それだけでも胸に引っかかりましたが、続く言葉に私は固まりました。
「もし君が望むなら、子どもに関することや費用は、君が中心で考えてほしい」
責任を放棄する言い方ではありませんでした。きっと彼なりの本音なのでしょう。
ただ私は、ひとり取り残されたような気持ちになりました。
“あなたが望むなら、あなたが頑張って”
その距離のある言い方がショックでした。
私が欲しかった言葉
すぐに賛成してほしかったわけではありません。むしろ反対でもよかった。ただ、「一緒に考えよう」と言ってほしかったのです。
子どもは、どちらか一人の希望だけで迎えるものではないと思います。
あの夜、初めて真剣に考えました。私たちは、同じ未来を望んでいるのだろうか、と。怒りというより、孤独に近い感情でした。
ごまかさないと決めた気持ち
でも同時に、気づいたこともあります。
夫は「今が幸せ」だと本気で言っている。それは決してウソではありません。
ただ、幸せの形が少し違っていただけなのだと。
今も話し合いは続いています。すぐに答えは出ません。
けれど、もう自分の気持ちをごまかさないと決めました。
子どもを持つかどうかは、お互いの人生そのものに関わる選択です。
だからこそ、“条件”に流されるのではなく、自分が納得できる答えを出したい。
もし歩む道が同じなら、それは心からうれしい。
もし違うなら、その現実とも向き合わなければならない。
見ないふりをしないこと。
それが、私にできる最初の一歩だと思います。
【体験者:40代女性・主婦、回答時期:2026年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。