保育園の運動会で、司会を担当した筆者。競技中のトラブルで、とっさに発した一言が、大きなクレームになってしまいました。 何年たっても思い出す、あの日の後悔をつづっています。
勘違いで選んだ係
保育園の運動会で役員になったとき、私は軽い気持ちで“司会進行係”を選びました。てっきり台本を考える、裏方だと思っていたのです。
ところが、実際はマイクを持ち、全競技を交代で進行する役目でした。人前が苦手な私にとって、それは想像以上の重圧でした。
当日、ほとんど眠れないまま会場へ。
震える声で何とか最初の競技の進行を終え、少しだけ安堵しました。
競技途中で起きたトラブル
問題が起きたのは、親子競技の「しっぽとり」でした。園児の部が終わり、保護者チームがスタート。
よーい、どん!
順調に進んでいた、そのとき。
ぱーん!
明らかに終了の合図が、早く鳴りました。何らかのミスで、競技が中途半端に遮られてしまったのです。
ザワつく会場。
「え? もう終わり?」
園長とタイムキーパーが小声で話し合っています。私はマイクを握ったまま、立ち尽くしていました。
どうしよう?
何か言う?
でも、何を?
ざわめきは、どんどん大きくなります。