「俺は借りを作りたくない」そう言って、実家からの援助を頑なに拒む夫。 しかし家計に余裕があるわけではなく、筆者の知人Aさんはどうしても納得できません。そんな状況を変えたのは、父が放った“本当に強い人とは何か”を示す言葉でした。
親からの申し出に感謝
私の両親は地方に住んでおり、比較的経済的に余裕があります。結婚当初から、何かと援助をしてくれていました。私はそれを当たり前だとは思わず、両親にプレゼントを送るなどして、感謝の気持ちは伝えてきたつもりです。
ある日、父からこんな連絡がありました。
「最近米は高いだろう? うちの田んぼの米をあげるから取りに来なさい」
我が家は育ち盛りの子どもが2人います。食費もかかるので、父の申し出はとてもありがたいものでした。
難色を示す夫、その理由は?
ところが、夫は納得してくれませんでした。
「俺は借りを作りたくない」
そう言って難色を示したのです。これまでも私の両親から祝い金などをもらうたびに、夫は気まずそうな顔をしていました。
夫の家庭は幼い頃に両親が離婚し、義母が女手ひとつで子どもを育ててきたそうです。
「育ててもらったのだから、次は俺が母さんを支える番だ」
その言葉通り、夫は義母に毎月仕送りをしています。ただ、我が家も決して余裕があるわけではありません。
それなのに、なぜ父から助けてもらえる私たちが遠慮しなければならないのか。私はどうしても納得できませんでした。