これは筆者自身の体験です。息子の5歳の誕生日に、私はいつものようにプレゼントを準備していました。けれどその朝ポストに入っていたのは、お友達からの「お誕生日おめでとう」の手紙。物ではなくても、心のこもったメッセージがこんなにも子どもを笑顔にするのだと気づかされました。贈り物の本当の意味を考え直した出来事です。
日曜の朝に届けてくれた、やさしい気遣い
後日、Mちゃんのママに話を聞く機会がありました。すると、「誕生日当日に渡したいって言って、日曜日の朝にポストへ入れに行ったんです」と教えてくれました。
その言葉を聞いて、私は胸がじんとしました。わざわざ誕生日の当日に届くように考えてくれたMちゃんのやさしさ。その気持ちが、そのまま息子の喜びにつながっていたのだと思います。
物よりも、“気持ち”が嬉しいこともある
この出来事を通して、私は「贈り物=物」と思い込んでいた自分に気づきました。もちろんプレゼントも素敵ですが、心を込めた手紙やメッセージには、それとはまた違う温かさがあります。
そして、息子にもそんなふうに相手を思いやれる子になってほしいと心から思いました。
子ども同士の小さなやりとりでしたが、私にとっては大きな学びでした。人を喜ばせるのに、高価なものは必ずしも必要ではない。相手を思う気持ちこそが、いちばん心に残る贈り物なのかもしれません。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。