これは筆者自身の体験です。息子の5歳の誕生日に、私はいつものようにプレゼントを準備していました。けれどその朝ポストに入っていたのは、お友達からの「お誕生日おめでとう」の手紙。物ではなくても、心のこもったメッセージがこんなにも子どもを笑顔にするのだと気づかされました。贈り物の本当の意味を考え直した出来事です。

5歳の誕生日、ポストに入っていたもの

息子の5歳の誕生日は日曜日でした。私はいつも通り「今日はプレゼントを渡して喜ばせてあげよう」と準備をしていました。
ところがその朝、思いがけない出来事がありました。何気なくポストをのぞくと、そこには可愛らしい字で書かれた一通のお手紙。中を開けると「お誕生日おめでとう!」の文字があり、送り主は息子のお友達のMちゃんでした。
息子はびっくりした顔のあと、すぐに満面の笑みに。誕生日が日曜日だったのでお友達からお祝いの言葉をもらえるなんて思っていなかったようで、本当に嬉しそうでした。

プレゼントよりも、ずっと心に残った

息子はその日のうちに「お返事を書きたい!」と言い、自分なりに一生懸命お手紙を書きました。そして翌日、幼稚園でMちゃんに渡したのです。
その様子を見ながら、私ははっとしました。これまで誕生日といえば、無難で喜ばれそうなプレゼントを選び、ある程度お金をかけることばかり考えていた気がします。
でもMちゃんからの一通の手紙を受け取った息子の笑顔は、どんな物よりも嬉しそうでした。そこで初めて「大事なのは値段じゃなくて気持ちなんだ」と気づかされたのです。